ノリちゃんは忘れた頃にやってくる!

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平和の俳句(8)

1月5日(金)
中日新聞一面に毎日一句読者の作品が掲載されていた「平和の俳句」が、2017(平成29)年12月31日で終了しました。
平和の俳句は、俳人の金子兜太(とうた)さんと作家のいとうせいこうさんが、2014年夏に中日新聞で行った対談をきっかけに誕生。
その対談では、さいたま市の公民館が憲法九条を詠んだ市民の俳句を月報に掲載することを拒否した問題を追及。戦前40人以上の俳人が治安維持法違反容疑で検挙された「新興俳句弾圧事件」と重ね合わせました。
それが話題となり、読者から平和の俳句を募集。選者はもちろん金子さんといとうさん。掲載が始まりました。三年間で投句総数は131288句。一年の予定が読者の声に支えられ三年にわたり続けることができたそうです。
終了するのを前に、いとうさんは98歳になる金子さんの埼玉県熊谷市の自宅を訪ねました。この時も話題は新興俳句弾圧事件に及んだそうです。渡辺白泉は「戦争が廊下の奥にたつてゐた」の句を作り非難されたと。同じように戦争を題材に作った俳人たちが引っ張られたそうです。「俺の先輩も捕まった、出て来た時には爪を抜かれていた。」と金子さんは生々しい実体験を語られたそうです。いとうさんは「ブルトーザーが通ったみたいに時代が変えられていっちゃう今の状況と通じる。」と。
平和の俳句終了の発表後、読者からは「憲法が危機にある今こそ、平和の俳句が必要。」といった意見や金子さんへのねぎらいの言葉など多数の反響があったそうです。
私も安保関連法案反対の集会やデモに行った日々、広島の日、句に無言館が詠まれていた日などにブログに紹介させていただきました。
私のブログで初めて紹介した俳句はこちら
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